シータの錬金術

一人暮らしの家計、投資、セミリタイアの研究

一人暮らしの家計術のエッセンス

一人暮らしか、ファミリーか

  • 巷にはいろいろな「家計術」「節約術」の情報があふれていますが、そもそも一人暮らし世帯とファミリー世帯では、家計を考える着眼点がまったく違ってくることに注意が必要です。
  • ファミリーの場合は、まず夫婦共働きをいかに維持するか(世帯所得の最大化)が家計的に最重要のポイントです。これに次いで、住宅取得費用と子の教育費用という2大支出にどう立ち向かうかがテーマになります。
  • 配偶者の働き方、住宅の選び方、教育費のかけ方(子どもを持つかどうか)は、どれも家計術というより家族観・人生観にかかわる話です。さらに住宅と教育は投資としての性格も強く、ひとくちに家計と言っても、実際にはきわめて個別性の高い問題ばかりです。
  • 結果的に、ファミリー向けの記事では「節約お弁当術」など、テーマとしての一般性は高いけれど、個々の家計に及ぼす効果は限られるようなトピックに終始しがちです。
  • 一方で、一人暮らし世帯は、消費の裁量を自分ひとりで握っていて、配偶者や子どもといった難しい「変数」がありません。教育費はかからず、住居も持ち家でなく賃貸が標準的なため、家計自体にも一般化できる要素が多々あります。
  • もちろん一人暮らしでも個人の事情が家計に与える影響は大ですが、ある程度まで家計全体を見通した家計術を語りやすいと考えています。本ブログでは「一人暮らしの家計術」にフォーカスした情報発信を行っていきます。